スポンジ生地(プレーン)
材料
直径12cmの丸型1台分
・コーンフラワー 60g
・コーンスターチ 20g
・粉糖(なかないタイプ) 30g
・ベーキングパウダー 4g
・水80g
・植物オイル 30g
●型には分量外の植物オイルをぬっておきます。
●ボウルをはかりにのせ、すべての材料を頭番に 入れて足していくと計量が簡単。
ベーキングパウダーが溶けるとふくらむ力が落ちてしまうので、水とオイルは最後に加えます。
ココアスポンジ生地にしたいときの分量は?
上記の「スポンジ生地」の材料のうち、 コーンスターチを15gに減らし、ココアパウダー5gを加えてつくりましょう。
作り方
1. ボウルにコーンフラワー、コーンスターチ、粉類、 ベーキングパウダーをふるい入れる。
2. 水と植物オイルを加え、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜる。
かためのホットケーキのような生地になる。
3.型に入れ、ゆすって平らにする。
4.180℃のオーブンで約12分焼く。
5.全体に弾力があり、中央を竹串でさして生地がつかなければOK。
型ごと網にのせて冷ます。
デコレーション
30分あれば簡単にできるので、アレルギーをお持ちの方やお子さまにもおすすめです!
材料
直径12cm 1台分
・メロン、いちご、桃缶など好みのフルーツ
●ホイップクリーム
・豆乳入りホイップ 150 cc
・粉糖(なかないタイプ) 50g
●シロップ
・グラニュー糖(または上白糖) 25g
・水 50cc
1. スポンジ生地を2枚にスライスする (約1.5cm厚さ)。
2. シロップの材料を合わせてひと煮立ちさせ、冷ましておく。
3. フルーツは食べやすい大きさにカットする。 デコレーション用をとり分けておく。
4. ホイップクリームの材料をしっかりと泡立てる。
5.1のスポンジ生地の切り口に、2のシロップをハケでたっぷりとうつ。
5.4のホイップクリームの半量をスポンジに塗る。
フルーツをのせる。
ホイップクリームを塗る。
6.もう1枚のスポンジをのせて軽く押さえてなじませる。
7. 残りのホイップクリームを上面と側面にぬり、上面に口金で絞ってデコレーションする。フルーツをのせる。
●たっぷりのシロップとクリーム、フルーツでスポンジ生地をしっとりさせるのがポイントです!
●フルーツはマンゴー、キウイフルーツ、バナナなどもおすすめ。
【乳・卵・小麦不使用】スポンジケーキ レシピ ヴィーガン対応 グルテンフリー対応
●卵を使わないので、ふわふわしたスポンジとはちょっとちがう焼きあがりですが、自然に冷ました状態はふつうのスポンジのようにやわらかく弾力があり、おいしい味わいです。
(冷蔵すると、 少し粉っぽくぼそぼそした食感になります。)
●一度に口に入れる量が多いと、コーンフラワー独特のトウモロコシのあと味が残るので、
生地を薄くスライスして使ったり、クリームやフルーツをたくさんはさんだり、
シロップをたっぷり打って染みこま せたりするなど工夫をしてください。
焼いた当日に食べるのが一番おすすめです。
デコレーションケーキの歴史
ふわふわのスポンジとホイップクリームの上には、真っ赤ないちご。
日本人にとってケーキといえば、ストロベリーショートケーキですね。
元はアメリカやイギリスのクッキー状の生地を使った「short ( サクサクした) cake」でしたが、
ケーキはふんわりさせたいと思うのが日本人の思い。
スポンジ生地を使って、独自のケーキを誕生させたのです。
これを考えたのは、フランス帰りのコロンバン創業者の 門倉 國輝 氏。
または、アメリカで洋菓子を学んだ 藤井林右衛門の不二家 と言われています。
1922年、最初にショートケーキを販売したのは不二家でした。
側面をクリームで覆わない外見は、英米のものとそっくりです。
一躍人気に!と思いきや、当時は生菓子のリスクが高く、
一般に親しまれるのは1955年以降、冷蔵設備が整ってからでした。
門倉 國輝 氏は洋菓子メーカー【コロンバン】の創業者であり、日本のフランス菓子の始祖。
日本で初めて、冷蔵ショーケースを作りました。
渋谷 東横のれん街に、洋菓子の実演室を設けるなど、洋菓子の普及と発展に大いに貢献された方です。